【サザンサラトガ】オーストラリア・クイーンズランド州ボルンバ湖
サラトガ 70UP 3本出ました!!数,サイズ共に大満足!!
実釣:2日間
ターゲット:サザンサラトガ(Scleropages leichardti)
サブターゲット:オーストラリアンバス(Macquaria novemaculeata),イエローベリー(Macquaria ambigua)
最大サイズ:75 cm,74 cm,73 cm
平均サイズ:40 - 50 cm
数(3名):Day1 4尾,Day2 6尾
バイト数:Day1 12バイト,Day2 約20バイト
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マーレーコッドとエンパイアガジョンを無事に楽しんで頂き,
最後に向かったのはクイーンズランド州ボルンバ湖。
マーレーコッドのレポートはコチラ!
エンパイアガジョンのレポートはコチラ!
サザンサラトガを求めてブリスベンから車で3時間弱のドライブです。
アロワナの一種である,サザンサラトガは,別名スポッテッドバラムンディ spotted barramundi という名前が示す通り,鱗一枚一枚に紅色のスポットが入るのが特徴です。
その生息範囲は狭く,クイーンズランド州南東部に限られます。
(サザンサラトガの元来の生息河川は,メアリー/ダウソン/バーネット水系です)
ボルンバ湖は,メアリー川水系ヤーバ川を堰き止めた人造湖であり,サザンサラトガの放流が行われています。
今回は,ボルンバ湖のことを熟知した現地ガイドにボートを出して頂き,サラトガフィッシングを楽しんでいただきました。
朝6時半
期待に胸膨らませ出発です。
ポイントまでは10分弱。早速,魚の活性を探るべくトップウォーターでサーチして頂きました。
いたるさんと私に1バイトずつあるもののも,乗せられず。日が昇るとトップウォーターへの反応は途絶えてしまいました。
通常だと,リリーパットや立ち木帯に浮くサラトガをサイトで狙うパターンが多いようですが,今回はコンディションが悪く,魚が沈んでいるようでした。
ガイドは,テキサスリグのスイミングで魚のサスペンドしているレンジを把握しようと提案してくれました。
私はワームで,中西さんといたるさんはスピナーベイトでレンジ探しとなりました。
10時頃,中西さんがレンジを見つけ出しました!
ウィードエリアの立木周りや,ブレイク沿いで立て続けにバイトを感じた後にようやくファーストヒット!!
人生初のサザンサラトガ!!
キャッチの瞬間...
”とっても幸せそうな笑顔”が私の心をホッとさせてくれました。
おめでとうございます!!
ブレイク絡みのウィードもしくはリリーパッドエッジ+スピナーベイト+レンジキープ
これが中西さんの見つけ出したパターンであり,レンジこそ変化しましたが,2日間通して効き続けました。
いたるさんも,同様のパターンでヒット!!
豪快なジャンプを繰り返すサラトガ!!
ビッグサイズのヒットです!!
ラインテンションだけ気遣いながら,慎重に寄せます。
最後は中西さんが無事ネットイン!!
74 cm!!
いたるさん お見事です!!!
いたるさんが今回のオーストラリア遠征で最も出会いたかった魚はサザンサラトガでした。
それを皆が知っていましたので,サイズ,魚体の美しさ,湖のシチェーション,パターンフィッシング...どれをとっても本当に最高のイッピキとなりました。
いたるさん
本当におめでとうございます!
そして、良い魚と良い笑顔を見せてくださり本当にありがとうございます!!
この仕事をしていて一番幸せを感じる瞬間です。
リリースの瞬間。私自身も,”本当にありがとう” そうこの魚に伝えました。
最高のイッピキに出会える喜び。
もっともっと多くの人達に,味わっていただきたいと思います。
自らの力で泳ぎだすまで魚をサポートしていただき,元気に泳ぎ去る姿を見ることができました。
その後,私もスピナーベイトに切り替え,同様のパターンで1尾釣らせて頂きました。
アベレージサイズではありますが,精悍な顔立ちのサザンサラトガはやはりカッコイイです。
アクアリストとしてもやはりこの魚には魅了されます。
3尾釣れたところで昼食を挟むことにしました。
ガイドが特性サンドウィッチを用意してくれました!
先日のガイド中に釣れたサワラのフライだとか!
とっても美味しいランチで集中力回復です。
午後からは,ヤーバ筋のバンク沿いのブレイクを攻め上がるもバイトが遠く,間延びする時間が続きました。
そんな中,中西さんにイエローベリーのチェイスがあったり,オーストラリアンバスが遊びに来てくれたりして,退屈することはありませんでした。
ボルンバでは,サラトガ以外の魚も掛かってきます。
私と同じく何でも釣って写真に残したい中西さんは,オーストラリアンバスもイエローベリーも狙っていました。
何でも狙えるのがスピナーベイトの良さでもありますね。
ナイスサイズのバス!おめでとうございます。
このサラトガのバイトが得られない2時間が,結果的に明日の良い釣果につながる情報となりました。
ウィードもしくはリリーパットが絡むブレイクが重要だとガイドと私は気付き,最後にヤーバ筋を降り,インターセクション近くのウィードエリアに入ってみると...
中西さんにサラトガがヒット!!
リリーパットのアウトサイドエッジを綺麗にトレースした結果でした。
これまた,サザンサラトガらしい顔つきの美しい魚体です。
その後,私にもバイトがあり初日は終了となりました。
ガイドと私は改めて明日の作戦会議をしました。
私の提案は以下の通り。
”ブレイク沿いのリリーパットのアウトサイドが良かったよね!
つまり水深が深くなりリリーパットが切れる環境がハマってる!
明日はそういう場所に連れて行って!”
ガイドも同じことを考えていたようで,このように返してくれました。
”100%その通りだ。トップで出せない状況は,厳しいけれども君たちの考察のお陰で明日はもっと釣れそうだ!”
”だけどトップに出るサラトガも是非体験してもらいたい。美しい姿なんだ!朝一はトップでやってみよう!!”
無事にお二人がサラトガをキャッチしてくれたことで,心の荷が降り,パターンフィッシングでのサラトガを楽しめそうです。トップも楽しみ!!
さて,二日目。我々の考察はハマるのでしょうか...。
もう,心は充分満たされていたため,何の心配もなく眠りにつきました。
二日目
予定通りキンガハム筋とヤーバ筋のインターセクションでトップから始めます。
中西さんがバンク沿いで発生したボイルを見逃さず,ナイスキャストでバイトを引き出すも乗せられず。
その後のバイトもヒットまで持ち込めませんでした。
スピナーベイトがハマっているのが皆の脳裏にあるので,トップとスピナーベイトを交互に使っていくと,スピナーベイトでオーストラリアンバスが戯れてくれました。
いたるさん,初めてのオーストラリアンバス!
おめでとうございます!!
私は,イエローベリー狙いでクランクベイトを試すもオーストラリアンバスがヒット!
今回は水温が高く,イエローベリーはディープに落ちてしまっていたかもしれません。
残念ながら中西さんの1チェイのみで終わってしまいました。
トップで何としても釣らせてくれようとするガイド。10時ごろまでは頑張ってみようと言われていたのですが,リリーパット帯でサイトを試みるも,昨日と状況は変わらず,浮いているのは20 cm程度のサラトガのみ。
10時ごろ,中西くんがリリーパットのアウトサイドをスピナーベイトで攻めるとすぐにヒット!
アベレージサイズですが,やはりこのパターンがハマっていそうです。
ガイドもサイトによるトップゲームを見切り,流し方を変えようと提案してくれました。
きっと。本来は,トップの釣りがとっても楽しいんでしょうね!
そりゃ,体験してほしいですよね!!
70オーバーが悠々と水面を泳ぎ,そこへ向かってトップを投げ込み,水面が爆発するんですもの!!
的確にルアーを動かしてやると,そいつはチェイスしてくるようです。
焦らず,魚の動きを観察しながらルアーを動かすと...。皆さんに体験して欲しいですっ!!
さてさて,話しを戻します。
キンガハム筋のとあるストレッチ。ガイドが我々の指揮をあげます。
『昨日の考察だと,このストレッチのインサイドベンドが良いはずだ!本命エリアだ!やってみよう!!』
すぐに中西さんのスピナーベイトにヒット!!
ずっしりと竿に重みが乗っています。
中西さんからビッグフィッシュコールです!!
ラインスラッグを出さないように一気に魚を寄せ,ガイドがランディング!!
中西さん!全身で喜びを表現してくれました!!
サイズアップを今日の目標としていた中西さんに,ビッグフィッシュが掛かって本当に良かったです!!
73cm!!体高があり太ったナイスコンディションのサザンサラトガ!!
念願のビッグ・フィッシュ!!おめでとうございます!!!
パターンは的中し,このストレッチで多くのバイトを得ることができました。
我々が求めた釣り方に最もフィットしたポイントに連れてきてくれたガイドに感謝です。
スピナーベイトでサラトガとバスを立て続けに追加し,大満足。
それでもボルンバは,もっと凄いんだぜ!!って我々の満足の上を見せてくれました。
中西くんにビッグフィッシュがヒット!!が,釣りまくったスピナーベイトは金属疲労を起こしていたようです。
残念ながらスピナーベイトが破損しバレてしまいました。
いたるさんスピナーベイトの先のパターンを求めて,クランクベイト,メタルバイブ,スプーン...
どんどんルアーを変えて狙っていきます。
シンキングペンシルにルアーチェンジし表層と滑らすようにトレースすると,激しく水面が割れました!!
コレもデカイ!!
もうこのボートの上に緊張する人は誰一人いません。
サザンサラトガのもう一つの魅力。それは,ファイトです。
本当に優雅にファイトするサラトガに我々は見惚れていました。
”激しい中にも,気品がある引きをする”
それが私のサザンサラトガのイメージです。
いたるさんのこのイッピキは,本当に美しいファイターでした。
75cm!!今回の最大フィッシュおめでとうございます!!
今回のサザンサラトガ釣行でボロボロになるまでよく釣れたスピナーベイトがあります。
本当によく釣れました!!
貸してくださった中西さん,ありがとうございました。
"バクシンスピナーベイト 3/8oz ダブルウィロー ノーマルタイプ”
是非,ボルンバへ行かれる方は,トレーラーフックを装着した上でタックルボックスに忍ばせておいてください。
ボルンバ以外にも...今後私はシークレットルアーとして持ち込みます!
サイズ,数共に大満足の結果となったようで,お二人とも大満足だとおっしゃってくださりました。
良い結果が出て,良い笑顔が見れて,本当に良かったです。
オーストラリアの自然やそれに関わるすべての人達に感謝です。
ありがとうございました。
さてさて,帰国日に少し時間がありましたので,最後はのんびりチョイ投げを楽しみました。
Tarwhine(Rhabdosargus sarba)
所謂,ヘダイですね!
現状,日本のヘダイと同種扱いされています。
Yellow Finned Bream (Acanthopagrus australis)
こちらは,オーストラリアのクロダイの仲間です。
Grass emperor(Lethrinus laticaudis)
フエフキダイ属に族するグラスエンペラーも登場しました。
クイーンズランド州沿岸に広く分布し,全長50 cm前後まで成長します。
今回のオーストラリア釣行
終始集中力を切らすこと無く,お二人が釣り竿や網を振り続けてくださったお陰で,本当に多くの生き物と出会うことができました。
いっぱい幸せな笑顔を見せて下さった,
Huercoのペスカトーレ中西さん
植木屋いたるさん
本当にありがとうございました!!
こういった海外での釣行は,チームワークが物を言うことが多いと私は考えております。
今回も3人のチームワークがあったからこその成果だったなと帰国してから感じております。
Chill Tripでは,皆さまのご要望に出来る限り寄り添った旅程をこれからも作って行きたいと考えております。
ちょっと我儘かな...。と感じるようなご要望でも,先ずはお気軽にご相談ください!!
Huerco 中西様,植木屋いたる様”オーストラリア”遠征のレポートはこれにて終了です。
長文となってしまいましたが,最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さまからの,”こんな魚に出会いたい!!”
というお問い合わせお待ちしております。
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