【トーマン】 インドネシア・ポンティアナク2017年11月

人生初トーマンおめでとうございます!!

牙ナマズも出ました!!

出会えた魚:トーマン,ガハー(パービャウ/牙ナマズ),クリプトテルス類,バルブ類,スマトラなど


ポンティアナク近郊でのトーマンフィッシング

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インドネシア・カリマンタン島西部に位置するポンティアナクは,比較的交通の便が良く,

日本から最短12時間でたどり着ける街です。

旅行日数を抑えてカリマンタンのジャングルでトーマンを狙いたいという

ご要望が多かった為,この度,ポンティアナ近郊の新しいポイントへ行って参りました。

現地からの前情報では,1週間の晴天続きで水位のコンディションは良好とのこと。

今年のカリマンタンは,乾季が無いといっても過言でない程に,雨が多い年で,トーマンの釣果は著しく悪く,皆が苦戦していたので期待感が膨らみましたが...

Day0-1

10月26日深夜便にて日本を出国し,マレーシア クアラルンプール国際空港を経由し,10月27日の13時に無事ポンティアナク国際空港へ降り立ちました。

現地ガイドと簡単な打合せを行うと,当初予定していた細いブラックウォーターの支流は,大規模な倒木があり,入り込めないとの情報があったため,

急遽行先を変更したいとのこと。

ポンティアナク近郊は,釣り人が比較的多いため,ポイントの開拓が進んでいます。

このような場合に,場所を変更できると言う利点があります。

ポンティアナク国際空港から現地ガイドの運転で川へ向かいます。

道中,昼食やコーヒーブレイクを挟み,滞在する村には19時に到着しました。

川辺の民家が今回の宿泊場所。

ホームステイさせていただきます。

ポンティアナク近郊とはいえ,電気ガス水道は通っていませんでした。

晩御飯を食べるまでの間は,ガソリンを使った発電機を稼働させていました。

蚊も少なく,少々蒸し暑いものの,快適に眠りにつくことができました。

Day2

2艇に分乗し,ブラックウォーターの支流をフロッグやスピナーベイトをテンポよく打っていきます。

カリマンタンでのトーマンフィッシングは,しばしばこのような細い川がフィールドとなることがあります。

様々な植物が複雑に重なり合う状況で,ショートロッドは必要不可欠です。

キャスティングスキルも釣果に影響してきます。

特にバックシートでのキャストは難しく,僕が釣りをする際は,スピニングタックルでのボー&アローを多用します。

今回は,2名様で2艇でしたので,遠慮なくキャストしていただけました。

ボールも複数あり,トップに反応するも乗せられず。夕方には7kgクラスの特大トーマンがフロッグにヒットするも

無数の棘がある植物にリーダーが触れてしまい,無念のラインブレイクとなってしまいました。

結局,フロッグでトーマン1匹で終了となりました。




Day3

この日は1艇は昨日の支流最上流部に存在するというダナウ(湖)を目指し,半日がかりで遡上を試みました。

しかしながら,3時間程上がり,最後500 mの場所でここも倒木によって遮られてしまっていました。

船を降りて,押すも,大きなボートであるが故に越えられず,断念せざるを得ませんでした。

この先に楽園があるのかもしれない,,,のに行けない。悔しいものの,それが大自然です。

上がってきた支流を戻りながら釣りするも,フロッグにバイトはあるものの掛からずノーフィッシュで終わってしまいました。

今回,フロッグの良しあしが釣果に影響することが分かりました。

もう一艇は,午前中本流,午後からは昨日と違うブラックウォーターの支流で釣りをする予定でした。

本流筋では,時折ガハー(タイ名パービャウ,通称 牙ナマズ)のボイルが発生していたため,9 cmのミノーでガハーを狙ってみました。

開始1時間程度で見事にゲストがガハーをキャッチ!牙の生えた大きな口に自在に揚力をコントロールできそうな発達した胸鰭。

非常にカッコイイ魚だ!!とゲストも大喜びで僕も嬉しくなりました。

お昼が近づいてきたころ,染み出すように流れている小さなインレッドが目に留まりました。

直感的にこの先にダナウ(湖)があると感じた僕は,ボートマンに懇願し,船を寄せていただきました。

木をかき分けると先には小さな小さなダナウ(湖)があり,ボートを強引に入れ込みました。

トップには反応しないものの,3-5分に一度,トーマンが空気呼吸しています。

直径50 m程のダナウに5-7匹程度,トーマンが入り込んでいると判断し,呼吸打ちをすることに。

これが大成功で,スピナーベイトのスローロールで3 kgを筆頭に3本のトーマンをキャッチすることができました。

ゲストさんにとって最初の一匹となったこのトーマン。

最高の笑顔と興奮に立ち会うことができて,本当に幸せな時間でした。

昼食をこのダナウで済ませ,残るトーマンを狙うも良しだったのですが,予定通り,ブラックウォーターへ向かうことに。

しかしながら,2年前ブラックウォーターだった支流の色が茶色に染まっており,パームオイルの開拓の影響を身を持って経験しました。

勿論,バイトを得ることも無く,ストップフィッシングとなりました。





Day4

この日は半日釣行です。

初日に7kgクラスをかけたブラックウォーターの支流を2艇で1時間のぼり釣り下ることに。

フロッグにバイトがあるもののフックアップせず,僕お勧めのポッパーフロッグへチェンジ!

すると一発でフッキングし,2kg弱の綺麗なトーマンをキャッチ。

ブラックウォーターならではの体色にゲストさんと二人でしばし魅入ってしまいました。



都市近郊かつパームオイルの開発が入り始めた場所での今回の釣行。


未だ残るジャングルや原住民の生活に触れながらも,人間の開発の脅威を感じさせられ、

色々と考えさせれる3日間となりました。

ポンティアナク近郊にはまだまだ無数にポイントがあります。

ブラックウォーターが残っているうちに,ジャングルフィッシングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ツアーの詳細はコチラ

爆釣した2016年ポンティアナク近郊トーマン釣りレポートはコチラ


番外編

川辺が近いこともあり,ミミズを皆で堀り,夜釣りも試してみました!

レイオカシスの仲間や,クリプトテルスの仲間が釣れて,ゲストさんも食後のスモールフィッシングを楽しんでくださりました。

昼食時の餌釣りも好調で,コイ科魚類やスマトラなどをタナゴ竿でキャッチすることができました。

また,この川は,オニテナガエビ釣りで有名なポイントで,現地の釣り人は1人20-40匹ものオニテナガエビを釣っていました。

村の冷凍庫を覗くと,ロイヤルトーマンやナイフフィッシュ,レイオカシス類の魚達が入っていました。