【熱帯魚採集/ダトニオ】インドネシア・カリマンタン島・プトゥシバウ近郊ダナウ群2016年3月

カリマンタンで熱帯魚採集してきました!
50種以上の成果です!!

旅行期間:11日間(現地滞在5日間)

出会えた魚:ダトニオプラスワン・ワラゴレーリー・チタラロピス・クラウンローチ・チャカバンカネンシス・パービャウ・フラワートーマン・トーマン・パイソンイール・ファイヤスパイニーイール・パラダイススレッドフィン・タイガーボーシャ・マレーゴビー・レイオカシス類多種・オンポック類多種・クリプトテルス類多種・ボルネオカワガメ・ジャワヤスリヘビ・ウォーターモニター など 計50種以上!!

雨季のカリマンタン島についてのレポートです。

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本来,乾季(5 - 10月)がカリマンタン島におけるトーマンフィッシングの好機でありますが,敢えて雨季真っ只中の3月に渡航してまいりました。

プトゥシバウ近郊のダナウ群は,年間水位差10mを誇ります。雨季の満水時は,カプアス河が溢れだし,ダナウへ逆流することで水位が上昇するのです。
ダナウの貯水量の限界を迎えると,ジャングルへ溢れだします。
即ち,雨季は周辺のジャングルが水の中へ水没するのです。

水辺に到着してビックリ!

普段は,陸路で通る場所も水位が上昇しているため航路と化していました。

雨季にこの場所を訪れた理由...

今回の目的は,大小問わず,方法問わず,とにかく多くの魚に出会うことでした。
雨季こそカプアス河より多くの魚が登ってくると考えたのです。

ホームステイをさせていただく村につくと,村長から開口一番...

”何故雨季に来たんだ?!トーマンは釣れないぞ!!”

仰る通りだと思いました。

今回は,釣りに拘らず,とにかく多種を獲りたいと伝えます。
”それなら,大丈夫だ!魚はいっぱいいる!”


籠,刺網,延縄,置き針,投網,ガサガサ,釣り...

籠を上げ,オレンジ色の魚体が見えた時は大興奮でした!!

オレンジ色の魚とは...ダトニオとクラウンローチです!

他には,チャカやレイオカシス類などのナマズや,マレーゴビーやボルネオカワガメが入りました。


延縄や起き針では,活きたクララを餌に大型魚を狙います。

今回の滞在期間中には,ワラゴレーリーが掛かってきました!!

刺網にはとんだ大物が掛かりました!

ジャワヤスリヘビです。

刺網にはやたらニョロニョロ系が掛かりました。
個人的に大好きな,パイソンイールとファイヤスパイニーイールが獲れて大興奮でした!
その他にも,オンポック類やクリプトテルス類,コイ科魚類も多く網にかかりました。

家屋の下に入り込み,日本から持ち込んだガサ網で小物を狙ってみると,
クリプトテルス類やオンポック類を始め,チャンナSP,エビなどなど,多くの魚を掬うことができました。

ガサガサで獲れた小魚やエビを餌にチョイ投げ釣りを試みると...

パラダイススレッドフィンが掛かってきました!!大興奮です!!

その他にも,正体不明なナマズ(ブラックゴーストキャットか?)やミスタス類が良く釣れました!

せっかくなので,苦戦覚悟でトーマン釣りも試みましたが,半日で3バイト1フィッシュという結果でした。やはり,木々が全て水没してしまい,バジングワームをスピッキングで奥まで入れなければバイトが得られない状況で,この時期は難しいなと感じました。

ボートマンの提案で,パービャウを狙ってみました。

なんでも,入れ食いのポイントがあるようです!

ポイントに到着するとボートマンの言う通り,そこかしこでパービャウがボイルしています!

9cm前後のミノーでパービャウの入れ食いを楽しむことができました!

この魚は,雨季にカプアス河より登ってくる魚の1つだそうです。

最後に,カリマンタン島に来たならこの魚は釣らないと損!!
と言われるライギョを狙いました。

フラワートーマンです。
このダナウ群では,7色に発色すると言われています。
中でも,橙・緑・青は,数十匹に1尾しかいない幻のカラーです。

今回は時間が少なく数十匹も釣れず,鮮やかなカラーには出会えませんでしたが,3インチ前後のワームやスプーンで雨季でも釣れてくれました。

まとめ

トーマン1本勝負で雨季にこのダナウ群に入るのは避けた方が良さそうです。

私のように色んな生き物に出会いたい!!という方にお勧めな時期と言えるでしょう!
熱帯魚界の皆さまにも是非,来ていただきたいフィールドです!!


この場所には今後も皆様をご案内する予定です。

このレポートをご覧いただいているあなたのご参加をお待ちしております!

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