【カエル採集】インドネシア・カリマンタン島

ボルネオ島でのパプアンバス釣行の合間に行った生き物採集についてレポートします。

※ゴキブリやカエルといった生き物も登場します。苦手な方はご注意ください。


今回の釣行に来ていただいた鍋田さん(あだ名 塾長)は、魚のみならず、両生爬虫類や昆虫など、守備範囲が広い方です。常に珍しい生き物を求めて世界中を旅する鍋田さんと主にカエルをメインにして、翌日の釣行に影響が出ない範囲で生き物採集を楽しみました。

とにかく出逢う生き物の写真を撮りまくりましたが…如何せん勉強不足の私には種同定が難解で…

ほとんど判りません…。ですので、ご存知の方がいらっしゃいましたら、お手柔らかにご教授いただければ幸いです。

それでは、写真を載せていきましょう。

まずは、河口域の村で出逢ったコウラナメクジの仲間です。

日本で問題となっているマダラコウラナメクジよりもはっきりと一枚の甲羅状の殻が目立ちます。

勝手にボルネオ黄色コウラナメクジと読んでみました。

続いて、ボルネオ産サソリモドキが登場です!

私自身にとってはじめてのサソリモドキだったので大興奮でした!

確かに…。奇蟲と呼ばれるだけの姿をしています。

因みにヒネガロンとも呼ばれるようで、世界中に100種以上は確認されているようです。

お次は、熱帯地方ではお馴染みのアフリカマイマイです。

やはり人が住み、道路が整備されている場所には、どんな田舎であっても外来生物は定着してしまうのだなと感じました。

上流域の一軒の民家に到着し、ナイトトラップの準備を始める鍋田さん。

今回は日本から焼酎とストッキング、白いシーツとライトを持ち込みました。

夕方、仕掛けて生き物が集まるのを待つこと1時間、ゴキブリの仲間がやってきました。

羽が無いので幼虫でしょうか。土井さん曰く、ゴキブリ好きには堪らない種類かもしれないとのことでしたが…。

私にはオオゴキブリの幼虫に似ているな。といった印象。

ゴキブリよりも調べて面白いなと感じたのはヨコバイの仲間!

セミに似ていますが、比較的近縁ではあるものの、セミとは違います。セミのようにヨコバイにも雄が雌を呼ぶための発音機能が備わっていますが、その鳴き声は人の耳には聞こえません。世界中に約20000種が知られているものの未だ学名未記載種が多く、ジャングルへ通っていれば…。新種と出会えるかもしれませんね(新種と認知できるかは別にして)。

お次はカメムシです。

皆目検討もつきませんが、涙目模様が可愛らしいですね。ナミダメジンカメムシと勝手に名付けてみました。残念ながら本家ジンメンカメムシには出会えませんでした。

その他には、もはや何の仲間か解らない小物達がやってきてくれました。

ライトトラップには、黒いスポットが美しいキリギリスの仲間やツユムシの仲間と思われるものも来てくれました!

他にはまるでダイヤモンドのように...輝く白いカマキリも飛んできました。

ココからカエル採集モードです。

先ずは家屋まわりから。既に複数種の鳴き声が聞こえています。

早速アカガエルの仲間を発見!

未だ同定出来ておりませんが、川辺ではなく、家屋まわりのみ確認出来ました。

続いてツチガエルの仲間!

このカエルが最も多く見つかりました。川辺にも家屋周りにも多く見つけることが出来ました。

低い木に光る眼を鍋田さんは見逃しませんでした。樹上性のカエルです。現在調べておりますが、種名判らず…。

キモンナガレアカガエル rana picturata

恐らくこの学名かと思います。キオビナガレアカガエル rana signataと迷いますが、詳しい方いらっしゃいましたらご教授下さい。アカガエルの仲間です。

家屋のそばに寄っていていましたが、他の個体は確認できず1匹だけの採集でした。黄色い班模様が特徴でyellow spotted stream frogと呼ばれることもあります。本当に綺麗なカエルでした。

ここでさらに種類を増やすべく、船を出して頂き川辺の崖伝いや低い木々を探すことにしました。

キノボリヒキガエルの仲間(Pedostibes sp.)

奇妙なカエルがいました!パット見たところヒキガエルなのですが、なんと低い木にくっついていたのです!しっかりとした吸盤も持っています。帰国後、調べを進めるとどうやらキノボリヒキガエル属のカエルが東南アジアに分布しているようです。学名まではたどりついていませんが、恐らくキノボリヒキガエルの仲間と思われます。このカエル、一番の特徴はなんと言っても前脚の吸盤でしょう。こういった“えっ?!この生き物何?!!!”っていう感覚は楽しいものです。

ホースガエル(rana hosil

アカガエルの仲間のこのカエル。どうしても日本のアカガエルを見慣れているため、鮮やかな緑色の背中を見たときにはアカガエルとは思いませんでした。帰国し写真を見返すと姿形はアカガエルそのものです。このカエルは、渓谷などの急流地帯に生息する地上性のカエルで、索餌行動の際、木に登ることもあります。我々がパプアンバスを狙っている場所が以下に上流なのか、カエルの種類からも分かります。

アカガエルの仲間がもう一種追加され、最後に大物アスパーヒキガエル

Phrynoidis asperを見つけ、最終的に8種ものカエルを見つけることに成功しました。

カエル探しで見つけることが出来たのがこのヤモリ!!

Ptychozoon sp.

東南アジアに広く分布するパラシュートゲッコウ(別名トビヤモリ)の仲間です!この樹上性ヤモリ、その名の通り木から木へと飛び移るのですが、自慢のヒダと水かきで滑空した後、フワっと着地します。この着地が名前の由来のようです。まさか、こんなヤモリに出会えるなんて思ってもいなかったので感激してしまいました。

上流域でも多くのサソリモドキを見ました。土井さんが捕獲に挑戦し見事に酸っぱい液を噴射されていました。何事も経験!と前向きな土井さんは流石です。

最後にはライトに大きなコガネムシが飛んできてくれました。

シロオオコフキコガネ 恐らく…

Lepidiota stigma

日本にも広く生息するオオコフキコガネによく似たコガネムシが電気にやってきました。甲虫が少なかった今回の釣行、鍋田様が発見し大盛り上がりとなりました。コフキコガネの仲間は木の葉を食べることが知られています。触覚の大きさで雌雄を見分けることができます。オスは大きく開く触覚を持つのが特徴でコフキコガネの魅力の1つです。今回は残念ながら雌1匹でした。

その後も羽音に盛り上がるものの、セミばかり。

魚の採集はあまり行わなかった今回の釣行、第四のオスフロの稚魚とクリプトソラックスの仲間のみとなりました。

多少、ヒルにも噛まれながら、カエル8種は凄いと思います。

鍋田さんとの楽しい生き物採集のレポートでした。

ChillTrip

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